大学受験参考書を選ぶときの重要ポイント


大学受験を目指すにあたって参考書は今や、必要不可欠なものとなっています。
参考書を使って勉強しようと書店に行ったものの、山のような量に圧倒され、どれを選べば良いのか迷うのではないでしょうか?

あるいは、いろいろ買いあさってしまい、どれが必要でどれが不要かの区別ができなくなっている人もいるかもしれません。
このような人は、勉強方法がまだ確立できていない段階と思われますが、いかがでしょうか?

本記事では、参考書の上手な選び方についてご紹介します。
購入前から実際に使用するときまでに押さえること・やってはいけないことを解説するので、勉強方法が思うように確立できていない人は、ぜひチェックしてみて下さい。

●買う前に押さえるべきこと
参考書は買う前から、既に大事です。
ここをいい加減にしてしまうと、気づかないうちに家の本棚が参考書で溢れかえり、何から手を付けて良いかが判らなくなってしまう可能性があります。
そうならないために、まずは買う前に押さえるべきことを説明していきます。

・購入理由を明確にする
参考書を買うには、それなりの理由があると思います。
その理由を口に出して明確に説明できるかどうかを確認しましょう。
また可能であれば、その理由は購入する上で三者的に見て本当に妥当かどうかも考えることが大切です。

参考書はいずれ、自身が設定した目的が達成されれば、手放す必要を迫られることがあります。
その手放すタイミングを的確にするためです。
理由が弱ければ、手放すタイミングの判断が難しくなる可能性が有ります。
手放した後に後悔する懸念が出てくることがあるからです。

物理に関して言えば、単に「物理が得意になりたいから」だけでは、まだ理由が弱いように感じます。
例えば、「学校の定期試験のレベルは高得点を獲りたい」「電磁気の分野が苦手なので、ここが得意になりたい」などです。
購入理由は、具体的であればあるほど良いでしょう。

・自身の処理能力を把握する
自身が参考書を最後までやりこなせそうかどうかを判断することも重要です。
やりこなせる自信が無いのに、分厚い本を勢いでいきなり買うようなことは避けた方が良いです。
勉強方法が思うように確立されていない段階では、途中で挫折する可能性が高いです。
これでは、参考書を買ったお金、そして費やした時間が無駄になるかもしれません。

学力の定着には、ゴールの設定が大事です。
勉強方法が思うように確立できていない段階では、そのゴールにたどり着くにも普通より多めの時間がかかります。
それだけにゴールは、たどりつきやすくしましょう。

薄っぺらくても良いので、こなせる自信のある量に抑えることが肝心です。
最後までこなせたことを繰り返す達成癖を付けてこそ、参考書を買う意味が活きます。

・自身のランクをきちんと把握する
ランクとは、自身の現段階の学力です。
自身の現段階の学力より僅かに高い参考書が丁度よいと思います。
筋力トレーニングのように脳に適度に負荷がかかり、考える力を鍛えることになるからです。
問題の意味も分からない上に解説を読んでも分からない、あるいは、ほとんど読まなくてもスラスラできる参考書は、実力向上の面であまり推奨しません。

●買う際にやってはいけないこと
ここでは、参考書を買う際にやってはいけないことを述べます。
勉強方法がまだ確立できていない人がしばしば陥る傾向にあります。
思い当たる人は変えるきっかけとして頂ければ、幸いです。

・著者名で選ぶ
著者名で選ぶ典型的な行為は、カリスマ講師の書籍ですね。
カリスマ講師の書籍=成績が上がる、と勘違いする生徒は非常に多いです。
ですが、この理由だけで購入すると、目的をいつの間にか見失ってしまいます。

カリスマ講師の書籍は、必ずしもあなたにぴったりの参考書ではないことを念頭に置きましょう。
なぜなら、あなた自身の学力や処理量に合わせたオーダーメードの書籍ではないからです。

・帯の宣伝文句につられる
長年販売され、版数を繰り返している書籍に見受けられます。
書籍の帯には例えば、「売上No.1」や「難関大学合格者の●●%が利用」と書いています。
これらは、販売促進目的で書かれたものです。
勿論、あなたにピッタリの参考書とは限りません。
中をしっかりと読まずにいきなり買うよりは、一度実物を手に取って内容を確認した方が良いでしょう。

・いきなり電脳買いする
書店の公式販売サイトや大手物流サイトから直接買う行為です。
サイトからいきなり買う場合、レビューや評価だけをあてにして買う人がいます。
このレビューや評価は、過去の購入者の主観であって、必ずしもあなたの感じたことに当てはまるものではありません。
必ず書店に行って、手に取って中身を見て、買うか否かをじっくり見極めましょう。

●使用する際に押さえるべきこと
買った後も、使わなければ意味がありません。
ここでは使用する際に心がけるべきことを解説していきます。

・一心不乱で使いこなすこと
買った以上は、最後までやり切ることです。
また、慎重に考えて買った以上は、正しい選択と信じましょう。
参考書は最後までやり切り、使いこなし、それを自身のバイブルのようにすることが大事です。
バイブルのようになれば、それこそあなたにとって最高の参考書です。

・無理なく使うこと
参考書をやる意欲は、買った直後が最も高いです。
その意欲は、時間と共に減退します。
しかしながら、継続的にやらないと意味が薄れる可能性があります。
1週間でやり切るなどと欲張らず、無理なくこなせる量で少しずつやりましょう。

・捨てる勇気も持つこと
持つ必要がなくなった場合、捨てましょう。
持つ必要がなくなったとは、例えば「参考書の問題は全てマスターした」、「志望大学の過去問に取りかからなければいけない時期が来た」などです。
このようになってしまえば、再度使うことはあまりないかもしれませんので手放しましょう(例:捨てる、BOOK OFFなどで売却)。

他の事情としては、買ったものの、いろいろ他のことで忙しくなって、かじった程度になることもありえます。
時間と共に自身を取り巻く事情も変わりますので、致し方ないでしょう。
この場合、3ヶ月経ってもほとんど手を付けていない状況であれば、手放した方がかえって良いでしょう。
ただ、このような状況には極力ならないように最初から気を付けましょう。

●使用する際に気をつけるべきこと
参考書を買った後、学校や学習塾での自習で使うようになると思いますが、そこには気をつけるべき誘惑が潜んでいます。

ここでは、参考書を使用していく中でありがちな誘惑と、その対処法について説明していきます。

・他人の参考書に魅かれる
買った後に他人と使っている参考書が違うと、その参考書の方が良く見える経験はないでしょうか。
違う参考書を利用している人が多ければ多いほど、それへの魅力はますます強くなる感情に駆られるかもしれません。
一方で、自分の買った参考書は、購入した後悔が出てきていませんか?

他人の参考書を魅力的に感じていると思いますが、他人も自分の持っている参考書は魅力的に感じている可能性もあります。
そう思って、新たに買いたい衝動を押さえましょう。

・新刊に興味を持つ
買った後にまた別に新しい参考書が出たとき、それにも興味を持ち始めることです。
参考書は、日々次々と新しく発刊されています。
その度に気にするのは、良いとは言えないでしょう。
買った参考書の科目に関しては、新しく購入することをひたすらシャットアウトしましょう。

新刊の情報を聞くと、自身の既に買った参考書が時代遅れと感じるかもしれません。
教育課程や販売時期をきちんと踏まえれば、必ずしも時代遅れにはなっていませんので、それほど気に掛ける必要はありません。

・参考書めぐりをする
参考書を使い出すと、サイトや書店で参考書を趣味のようにあさることもあるでしょう。
良さそうに感じた場合、勢いで買ってしまいます。
それを繰り返すうちにいつの間にか、家の本棚が書店化してしまいます。

前と同じことを言いますが、参考書を一旦買ったら、サイト訪問や書店に行くことは辞めた方が良いでしょう。
サイトだとお気に入り登録から削除、書店も立ち寄らない、と誘惑を意図的に断つことが大切です。

●参考書の正しい位置付け
買ってから使うまでのことをいろいろ述べましたが、参考書の正しい位置付けは、合格のためのツールとすることです。
即ち、手段です。
大学受験をする以上は、大学に合格することが最も大事な目的です。

「大学合格のために参考書を使う」のであって、参考書を完全にやることが最終目的とならないようにくれぐれも注意しましょう。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
高校生になって、小・中学校には無かった難しさを感じられていると思います。

高校生になると、このように使う参考書を自分で考えて決める必要が出てきます。
そして、それによって受ける結果も全て自分の責任となり得ます。
勿論、高校を卒業した後も同じです。
自由がもらえる一方で、高い責任が要求されることでしょう。

高校生になるとは、大人の仲間入りを果たす第一歩なのです。
本記事を読んで、大人になるための試練とも捉えて頂ければ、幸いです。




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